介護保険事業は、初期投資が多くかかりやすいとされる公的な一面を持つ事業です。利用者の負担はあるものの、それは利用料のうち1割から2割程度でしかなく、残りは介護給付費から支払われています。したがって、利用者がある程度確保されれば、そのまま事業を継続していくことは易しいとされています。急速に事業を拡大させようと思えば、その介護事業そのものを増やすなどするしか方法がありません。
このときに問題になりやすいのが資金です。大きな収入を見込もうと思うときには、施設関係も考えて行かざるを得ません。このときに、その施設整備に必要な資金をどうするのかが問われます。他に事業を展開している場合には、資金を集めてより大きな事業拡大を行えますが、介護事業のみの場合にはなかなか難しい面も出てきます。
このようなときにファクタリングの利用で資金を集めて事業拡大を図る傾向が出てきているわけです。ファクタリングではその資金の担保となるものすなわち、介護保険における将来からの給付金が見込めます。事業が安定してくれば、ファクタリングで借りた資金も返済が容易になっていくことでしょう。したがって、貸す側からすればファクタリングで貸したお金が回収しやすい側面があるわけです。
貸した金には利息が付きます。しかも巨額でかつ長期になれば、利息収入は巨額になっていきます。公的な側面を持つ事業ですから余程のことが無い限りは回収可能です。すなわち、ファクタリングによる収入が安定かつ確実に得られるわけとなります。
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